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CNCマシン全般について:
国内レーザー加工機と中国製レーザー加工機の比較
中国製レーザーダイオードについて
CNCミリングマシンとCNCルーターマシンいろいろ
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CNCルーター関係:



*CNCマシンの制作記録は2016/04/10〜の投稿に書いてあります。


2016年4月9日土曜日

CNC:マシン 製作に向けてネジなど発注

昨日、メインの部品であるボールスクリューやレールが届いたので、そろそろ製作に取りかかることが出来ます。構造用フレームとなるアルミC型チャンネル(75x50x5 4000mm)も近所のアルミ屋から購入してきました。電話では4000mm一本で5000円くらいと言っていたのですが、実際は税込み7290円でした。ぜんぜん値段が違うけど、まあ高くはないのでいいでしょう。ステッピングモーター4個ももう届いているし、大体の部品は揃った感じです。
あとは細かい部品やネジ類です。ということで、前につくった3Dモデルを見ながら、ネジの位置や数をチェックし細部の調整を行いました。

ネジの位置をチェックしていると、ネジ頭が出っ張ってスライダーにぶつかったりするので、そのまま頭が飛びでてもいいもの、アルミ材に埋没させないといけないもの、ナットで留められる箇所、アルミ材にタップを切って直接締め付けられるようにするなど、場所によっていろいろあります。基本的にはほとんどのネジがM5のキャップスクリュー(六角レンチで回すタイプ)です。ベアリングユニットの部分だけM6、そしてリミットスイッチがM2という感じです。

ネジの位置や本数を数えるのは地味な作業ですが、けっこう考えることは多いです。今回は構成をタイトにしたので、極頭低六角穴付きボルトという出っ張りが少ないタイプを使っています。M5でネジ頭の高さが1.5mm、径9mmです。以下。

普通のM5キャップスクリューだと、頭の高さが5mm、径8.5mmあります。以下。

さらには、以下のような段つきドリルビットで、ボルトの頭が埋没するようにざぐりを入れます。そうすることで、アルミ表面に埋没して平らになり、さらにその上に異なる部品を重ねて配置することができるようになります。


という感じで、けっこう手間がかかります。特に極頭低六角穴付きボルトはあまり売っていないので、ミスミなどで注文しました。
ミスミでは、普通のM5キャップスクリューなら100個買いすると400円ですが、90個にすると逆に単価が高くなってしまいます。たとえば1個だけ買うと504円もします(100個より高い)。

というように↑、ロット数が少ないとバラチャージという料金が発生するので、注文のときは注意が必要です。
それに比べ、極頭低六角穴付きボルトはあまり一般的なネジではないためか、1個でも1000個でも単価は変わりません。つまりまとめ買いで安くならないということです。
そのようなこともあって、どのネジを何個買うか、普通のキャップスクリューで間に合うところを必要以上に極頭低六角穴付きボルトにしないようにするとか工夫して、全体のネジの個数を調整してみました。ネジだけでも、かなりの数あるので、金額もけっこうします。

M5極頭低六角穴付きボルト 20mm 10個 300円
M5極頭低六角穴付きボルト 16mm 50個 1450円
M5極頭低六角穴付きボルト 8mm 10個 260円
M5普通六角穴付きボルト 16mm 100個 400円(実際は82個必要)
M5普通六角穴付きボルト 8mm 100個 400円(実際は68個必要)
M5フランジナイロンナット 60個 840円
合計:3650円

M6普通六角穴付きボルト 40mm 6個 未発注(近所のネジ屋でバラ買い予定)
M6普通六角穴付きボルト 45mm 6個 未発注(同上)
M6普通六角穴付きボルト 50mm 12個 未発注(同上)
M6フランジナイロンナット 24個 (同上)

という感じです。数が少ないM6はミスミで頼むと高いのでやめました。あとリミットスイッチ用M2も16本ほど必要ですが、ある程度組み上がってからリミットスイッチの位置を確認したいので、後回しです。

他に必要なものは、アルミ板です。
これもまた近所にアルミ板を切り売りしてくれるところがあったのですが(かなり安い、ネットショップの半額以下)、数年前にもう廃業してしまって非常に残念です。
ネットでアルミ板をいろいろ調べてみましたが、けっこう高いです。
いちおう以下のアルミ板が必要。

150x375x5mm 1枚
150x195x5mm 1枚
150x175x5mm 1枚
150x57.5x5mm 2枚
113.5x50x5mm 2枚

最初の3枚は1枚2000円前後します。全部で8000円くらい。サイズに合わせてカット販売するとこんな感じです。これもネジと同じように最低金額があります。重さの合計で値段が決まることもあるのですが、枚数が多くなればなるほど最低料金がかさんでいくので高くなってしまいます。
大きいものを一枚で買って自分で切るのが安くあがるのですが、そう思ってモノタロウで調べてみると、150mm幅で1000mmというのが3121円でした。同じ面積で半額以下なので、この150mm幅のアルミ板を買ってマルノコで切ることにしました。そうすれば5000円くらいは安くなります。

現在までの費用(発注済み)についてまとめると、

・ボールスクリュー+ガイドレール一式(37,516円) 
・ステッピングモーター+ドライバDRV8825(9,235円)
・アルミC型チャンネル 4000mm(7,290円)
・ネジ類(3,650円)
・アルミ板材(3121円)
・リミットスイッチ/マイクロスイッチ(395円)

合計:61,207円

これで98%くらいの部品が揃ったという感じです。あとはケーブル類くらいですが手持ちもあるので、だいたいこんなものです。
このほか、専用スピンドルも物色していましたが、手持ちのマキタトリマーよりも高出力なものになると、安定化電源もかなり高くなるので今は保留。そのかわり、トリマーのスピード調節ができるように、以下のスピードコントローラーも買ってみました。


20Aまで大丈夫なので、卓上マルノコにも使ってみたのですが、いい感じです。トリマーに関してはしばらくはこれを使って素材に合わせて速度調整しようと思います。トリマーだけではなく、マルノコ、ボール盤、そしてサーモスタットなしのタキイのアイロンなんかにもつかえると思うので、ひとつあると便利です。


レーザーに関しては、前に書いたように、$150でAliExpressに売っていた5Wのモジュールが$210に値上がってしまったので、こちらも保留中。おそらく2万円以内のものを買おうかと思っていますが、CNC3軸マシン本体にどのくらいお金がかかるか次第です。本体の出来映えによっては、それに合わせて強力なスピンドルやレーザーが欲しくなれば、そのときまた購入を検討します。
少しずつ予算もかさんではきたのですが、10万円を超えるということはないでしょう。

追記:
$150の5Wレーザーモジュールまた復活(買えるようになっていました)していました。買っちゃおう。送料込みで17,302円です。

2016年4月8日金曜日

CNCマシン:部品到着

さきほどメインの部品となるXYZ軸ボールスクリュー+レールセット($325.51/FedEx IE送料込み)が届きました。セール中だったのとアプリ割引価格なので、少し安く買えました。

セット内容:(X軸900mm、Y軸1100mm、Z軸350mm)
XYZ軸ボールスクリュー+ナット+ナット用ブロック+両端ベアリングユニット+カップリング
XYZ軸ガイドレール+スライダーブロック(4個ずつ、計12個)
追加部品:(Y軸1100mm)
Y軸ボールスクリュー+ナット+ナット用ブロック+両端ベアリングユニット+カップリング

Y軸は2本でモータードライブするので、もう一式Y軸用の追加部品も入っているはずです。
一番長いのがY軸1100mmなので、この荷物も大体そのくらいの大きさです。FedEx IE(エコノミー)で注文日から10日後に着いたということです。一応トラッキングでも今日届くことにはなっていたので予定通り。

こんな感じで2個に分けて送られてきました。グリーンシートで覆われて(日本でいうブルーシートのような素材)、さらにその上から透明テープでぐるぐる巻きされています。きれいとはいえないけど、けっこう念入りに梱包されています。税関で中身チェックのために開けられることもありますが、開けるのが大変そうなくらいテープで巻かれています。
手前の不定形な方がやたらと重い。きっとレールが入っているのでしょう。


どうやって開けようかと思ったのですが、端からカッターでグリーンのシートを切り裂くことにしました。そうすると、なんか変な枯れ葉っぽいものがでてきたので、なんだこれ?と思ったら、レールが縄でぐるぐる巻きになっていました。今時、縄か?(中国らしい)と思ったけど、案外いい梱包材かもしれません(バカにしてはいけない)。となりには細長い段ボール箱の中に、ベアリングユニットやスライダーブロックの小さい箱が2列になってぎっしり詰め込んでありました。とりあえず縄をカッターで切って、レールを取り出しました。長いレールは1100mmあって、重さを計ってみたら1本2.56kgありました。合計でこの箱だけでも10kg以上あったかもしれません。


こちらは↑もうひとつの箱。ボールスクリュー4本(XYZ軸3本+追加Y軸1本)入っていました。スカスカに発泡梱包材が入っている感じ。とりあえず無事届きましたが、注文した部品が全部入っているか、寸法も大丈夫かチェックしました。ざっと見た感じ大丈夫そうです。


レールのほうは↑、スチール製の丸棒がアルミの台座に裏側からネジで留めてある仕組みになっており、台座は寸法通りでしたが、丸棒のほうが1mm前後長い感じです。おそらく別々に切って、あとで組み立てるんだと思いますが、丸棒をカットする人は少し雑な作業だったようです。


上の写真をよく見ると分かると思うのですが、ベース部分はきっちりそろえてあるにもかかわらずレール(丸棒)の部分の長さが微妙に違っています。

でも、設計上あまり問題にはならないので大丈夫だと思います。スチール製なので切りにくいですが、最悪グラインダーで削り取ることもできます。



これ↑が、ボールスクリューのモーター側の端部です。このように、径16mmのスクリュー部分から、ベアリングを通すために一旦径12mmに落とされ、さらにM12のネジ山がきってあり(ベアリングに固定するため)、最後は径10mmのところがカップリングに差し込まれます。


ボールスクリューをベアリングユニットに差し込むと上画像のような感じ。径12mmの部分がけっこうぴったりで、差し込むのに苦労しました。木片で反対から叩き込んで入れました。手ではもう抜けない。黒い四角いM12ナットで固定し、それからカップリングを入れるということです。

ボールスクリューをベアリングユニットに差しこんだときの寸法が気になっていたので、Z軸を簡単に組み立ててチェックしてみました。以下。


上の画像のように組んでみました。実際はこれらが350x150x5mmのアルミ板に固定されますが、いまは机の上に直置き。左側にステッピングモーターと接続するカップリングもセットには含まれており、赤とか青の樹脂が入っているカップリングよりは、このタイプ(全体がアルミ製で溝が切り込まれている)でよかったです。以下。

Z軸のレールとボールスクリューの全長は350mmあります。レールはいいのですが、ボールスクリューは両端にある黒いベアリングユニットに差し込まれるために、移動可能な距離は350mm以下になってしまいます。この状態で二つのベアリングユニット間は280mm。ボールスクリュー上を移動するナットが50mmあるので、最大230mm移動可能。とはいっても、Z軸はあまり移動する必要はないので、移動距離が縮まっても問題ないです。




この部分↑が、ショップにのっていた図面とちょっとだけ違っていました。これはZ軸の下端ベアリングユニットですが、ベアリングが5mmほど奥に入り込んでいます。図面では入り込んでいなかったので、この5mm分移動距離が縮まってしまうということです。ボールスクリューは径16mmで、このベアリングに差し込まれるために長さ11mmだけ径10mmに細くなっています。
以下が、ショップにのっていた図面。

これ↑を見ると、ベアリングは黒いハウジングの左についていますが、今回送ってきたものは中央についているという感じです。CADでも、これを元に描いていたので、少しだけ修正しないといけません。ボルト穴の位置などもかわってくるので。それほど大きい違いではないので、なんとかなりますが、Z軸だけでなく、X軸、Y軸でも同じことが起きるので、その分5mmずつ作業エリアが小さくなります。


あとは各部品の精度ですが、ボールスクリューはさすがにベアリングボールが入っているため、ガタはないです。レール上のスライダーのほうはどうかというと、手で動かしてみると少しガタがありました。でもよく見てみると、側面に六角ソケットネジがついており、六角レンチでしめてみたらかなりきつくなってガタはなくなりました。つまりこの締め具合で調整可能ということです。よかった。


もうひとつ、ボールスクリュー上のナットと、レール上のスライダーが同一平面上にあるかどうかです。定規を当ててみたら、だいたい大丈夫そうです。上の画像では、左に見えるボールスクリューナットのほうがやや下にあるように見えますが、スライダの締め具合も調整可能だし、なんとかなるのでは。最悪シムを挟んで、できるかぎり同一平面上にならぶようにしたいと思います。まだ、レールもなにも固定していないので、その分の誤差で写真のように見えてるかもしれません。今後の施工の仕方で精度もかわるかもしれないし、いまのところはそれほど問題にはならなさそう。

ということで、一通りチェックしましたが、特に問題ない感じです。
中国製だから信用できないといわれますが、中国もどんどん成長しているのだろうし、その分精度も上がって来ているのかもしれません。ただ心配なのは、今後値段があがっていくことだけでしょうか。数年もすれば、今の値段ではきっと買えないでしょう。どんどん日本の製品に近い値段になっていくとは思います。

それとこのセットを買うときに、このセットに含まれているY軸のボールスクリューやベアリングなど一式を追加注文したいとショップにチャットしたら(以前の投稿で書いたように)、普通より安い価格でOKしてくれた。しかし、その追加分の支払いボタンはないので、「どうやって支払えばいい?」ときいたら、「この部品(全然関係ない部品であるベアリングブッシュ)を13個買えば、その追加の部品代を支払ったことにする」と言われて、半信半疑でベアリングブッシュ13個買った。話の流れから大丈夫だろうと思ってそうしたけど、結果的にちゃんと追加の部品が届いてよかった。

2016年4月6日水曜日

Ebayでレーザーモジュールを探すと

前回の投稿で、AliExpressで5000mwのレーザーモジュールが値上がり、挙げ句の果てにその店もなくなるということで、$150の5000mwmは手に入らなくなってしまいました。他のところで5500mwだと$238.41が最安かもしれません。

ということで、ためしにEbayも覗いてみました。5Wクラスのレーザーモジュールは$360+送料33ドルというのがありますね。




















AliExpressでは売ってないタイプです。ポーランドからの出品。
日本円で約4万円。いちおうドライバもついて、0〜5V入力で出力調整できるようです。
性能は、
合板10mm厚、300mm/min、10パス(1mmずつ合計10回)で 切断可能。
ビニール2mm厚、100mm/min、1パス。
アクリル3mm厚、100mm/min、4パス。煙なし。
木材3mm厚、200mm/min、3パス。
インクジェットフォト用紙、400mm/min、1パス。
紙、600mm/min、2Wで切断可能。
ということです。5Wだとこのくらいの切断能力なんですね。一応、参考になります。
よほど複雑なかたちじゃない限り、木材ならルーターでやってしまえばいいかもしれませんね。レーザーはどちらかというと、ルーターでは無理な柔らかい素材(スポンジ、フェルト、ビニールなど)なんか切るにはいいと思います。アクリルもルーターのほうがいいのかも。まあ使い分けでしょうね。

でも4万円はやっぱり高いですね。

もう少し予算があれば、40WのCO2レーザーという感じになりますね。
























この↑よく見かける水色ボディのやつ(いつみても怪しい)。AliExpressで68,386円(送料込み)。
こんな感じで、5.5Wじゃものたりなくて、10W(45,480円)が欲しくなり、ついにはCO2レーザーとなって、分厚いアクリルとか切りたくなってしまいますね。
やっぱりレーザーカッターなら、40Wくらいじゃないとだめかも。そうじゃなければ、1万円くらいの2Wくらいでもいいのかもしれない。レーザーに関しては、もうちょっと見送ろう。

というか、もともとフェルトやビニール素材をちょっと複雑なかたちでカットしたかったので、Smart Laser Miniを買おうとしてたんだった。同時に、合板加工も必要だったから、ルーターも必要かもと思い出して、結局今回のCNCマシンをつくるに至ったという感じ。おそらく合板のほうは、今回つくるCNCマシンでなんとかいけそう。レーザーに関しては、たしかに2W程度でもいい。フェルト3mm程度なら充分切断できるので。レーザーモジュールを買うにしても、あまり高くないものにしよう。せいぜい2.5〜3Wくらいでいいかな。5W以上買うなら、金属用スピンドルとか買った方がいいかもしれない。
あまりツールにこだわりすぎると、CNCマシンで何をつくるかということを忘れてしまう(手段と目的の逆転現象)。CNCマシンをつくって、そのCNCマシンでつぎの改良版CNCマシンをつくるというように、ツールによってツールをつくる自己循環にはまってしまうこと。そうならないようにしないと、本来つくりたいと思っていたもの(ツールじゃなくて)へのアイデアや情熱が枯渇してしまうので注意しないといけない。
Arduinoにはまっていたときも、いわゆる「試食」をよくやっていた。センサーや面白い電子部品を見つけては動作確認しておしまい。これは使えると、そのときは思うのだけれども、達成感や克服感を味わうことが目的になってしまって、それの繰り返し。なんかちょっと違う。

昨日、自作3Dプリンターの動画を見ていたら、「3Dプリンターでこんなものも自分でつくれます」と言って、何をつくるのかと思ったら、壁に上着を引っ掛けるためのフックだった。そんなフックなんかつくらなくてもいいんじゃないかと。それよりも3Dプリンターを自作したことのほうがもっとすごいんじゃないか?と。なんか本末転倒。

レーザーモジュールの値段が、、、

先ほど、AliExpressで目をつけていた5000mwのレーザーモジュールを見てみたら、$150だったはずなのに、$210.75(23,723円)に急激に値上がっていました。買っておけばよかったと思ったけど、ついでに5500mwをチェックしてみたら、10%OFFの$207.68になっています。値上がった5000mwのより少し安い。これは「いますぐ買え」と言っているのでしょうか?このショップだけ、他と比べるとかなり安い。しかし値上がってしまうと、そうでもないかも。3000mwが$158.41です。同じ値段でワンランク下がってしまったという感じ。
8000mwのもありますね($348.08)。最近でたのかな?そのかわり10W(10000mw)のはなくなっているかも(いちおうありました)。品物が入れ替わったのかもしれませんね。
追記(次の日):というか、このショップ品物がなくなってますね(5500mwも8000mwももうなかった)。ショップ移転かな?

さらに追記(数日後):また$150の5Wレーザーモジュール復活していました。思わず速攻で注文してしまいました。

ほかで探してみると、いちおう10Wあります($588/66,188円)。高い。しかし、6mm厚の木の板(Pineだから、松とかのソフトウッドですね)を切れるそうです。動画がありました。

結構品物が入れ替わって、値段もかわるんですね。買うタイミングが難しい。セールとかもあるし。
どうしようかな、しばらく様子見しよう。

レーザーポインターだと50000mwというすごいのがある。レーザーだけで$66.31しかしない。もはやウェポンという見た目。武器オタク、レーザーオタク用かな。
たしかレーザーポインターの場合、このクラスになると国内では法律で売買できなかったはず。海外から買うことはできても、ヤフオクでは売れないし、買うこともできない。レーザーの部品なら大丈夫で製品になるとダメだったと思う。

CNCマシン:設計内容を3Dモデル化してみた

図面もだいたいできて、各部の寸法も割り出せたので、3Dモデルをつくってみました。ほぼ前回の図面通りなので、変更点はほとんどないです。ただ、モデリングしたおかげで、さらに細かいディテールを再確認できてよかったかも。
こんな感じか。全体的にゴツくなったけど、まあ頑丈そうでいいか。
実際の作業台1220x2440(4'x8'版)の上に900x1800x12の合板がのっているという設定です。
2本あるY軸の下に30mm角パイプを敷いて、ちょっと浮かせている感じです。900mm幅の合板をまたぐように置くことができます。実際は作業台の上に捨て板を敷いて、その上に材料をのせることになると思います。そのままビス止めあるいはクランプがはさめるようならクランプで。Y軸も宙に浮いてるけれども、スライド機構は上面と側面だけなので、底面は作業台に接していても問題ありません。そのままこのマシン自体クランプでとめてもいいかもしれません。
レールが手前まで来ていませんが、ルーターホルダーの出っ張りのために、そこまで動かないということと、1100mmのレールとボールスクリューをできるだけ有効に使うため、スライダーがのらない部分は後ろにずらしたということです。レール端部にある黒いボックスがステッピングモーターです。奥のもうひとつのY軸にもステッピングモーターはついています。2個のステッピングモーターで駆動するので、おそらくガタはでにくいでしょう。

これはFormZ freeというソフトでつくりました。いろいろフリー3Dソフトがでていますが、個人的にはこれが使いやすかった。中点などもスナップしてくれるので、この手の機械っぽいものはつくりやすいです。XYZ軸ともだいたい仕組みは同じなので、一度つくったパーツをコピーすればいいので、いっきにできあがりました。
背面はこんな感じ。この陰線処理画像もかたちが見やすい。

2016年4月5日火曜日

CNCマシン:メイン構造材をC型チャンネルに

前回の図面の通り、メインの構造材はアルミC型チャンネルを現段階では使うことに。
そこでミスミなどで調べてみると、けっこう高い。

Rなし材、75x50x5mmが5040円/mもする。たとえば、それよりも太い50100のアルミフレーム(以下)ですら、3910円/m。製品のほうが一般材料より安いというのはどういうことなのか?

この手の材料は、かたちよりも重さで値段が決まっていることが多い。
1m単位で比較してみると:
C型チャンネル 2.37kg/m
50100 4.37kg/m
重さはC型チャンネルのほうが軽い。それなのに高いのはどうしてだろう?ほかのところのC型チャンネルの値段もチェックしてみた。1本だと割高になるかもしれないので、1000mmを3本で比較。
ミスミ:5060円x3+送料0円=15180円
モノタロウ:4290円x3+送料0円=12870円
横山テクノ:4720円x3+送料1640円=16000円
という感じ。モノタロウが少し安いけれども、それでもアルミフレーム50100より高い。

しかし問題は値段だけではなくて、ミスミもモノタロウも1000mm以下の長さしか取り扱っていない。必要なのは、1230mm(2本)、1000mm(1本)。横山テクノでは、1000mm以上でも大丈夫らしい。そうなると必要な3本で、約17000円。けっこう高い。送料込みで一本5000円以上。

といっても、いまさらアルミフレーム案には戻れない。
ちなみに、たまに使っていた近所のアルミ屋に電話でC型チャンネル75x50x5mmをきいてみた。長さ4000mmの1本の値段は、なんと5000円くらいだという(1250円/m)。安い。というか、他が高すぎる。もうこれに決定。ここは切り売りはしてくれず、材料4000mmそのままを買い取らなければいけない。長さは自分で切ることにする。歩いて5分くらいの近所にこのアルミ屋はあるので、以前も4000mmのアングル材などを買ってはそのまま担いで持ち帰ってきていた。アルミなので、4000mmもあるけどそんなに重くはない。結局、1230mm(2本)、1000mm(1本)で、合計3230mmはつかってしまうので、750mmくらいしか残らない。

ということで、アルミチャンネルの問題は近所のアルミ屋で解決。かなり予算をセーブできた。1万円くらいやすくなったという感じ。

いまのところの主な材料費:
ステッピングモーターNEMA23+ドライバDVR8825(4セット)  9,235円
XYZ軸ボールスクリュー、レール一式 37,516円
アルミC型チャンネル4000mm 5000円くらい
合計51,751円

この他、追加のアルミ板、ネジ類、ケーブル類など入れて、全部で6万くらいかな。レーザーモジュールは相変わらずまだ。5Wのものにして、合計8万くらいかな。

ちなみに、今日レーザー防護用ゴーグル(269円)は届きました。航空便でちょうど1週間でついたということです。けっこうこれは早かった。
一番遅い、XYZ軸ボールスクリュー、レール一式は、いま注文履歴をチェックしてみたら、ようやく発送したらしい。FedEx IEなので、今週中には届くかも。そうすれば部品現物みながらディテールを決めて製作開始できます。

CNCマシン:設計ほぼ終了(最終案)

またいろいろ試行錯誤して、できるだけシンプルに、そしてつくりやすく設計し直してみました。結局ユニット型のアルミフレームは使わないことになり、メインの構造はC型アルミチャンネル。X軸(図面下の水平軸)に関しては最初の案に戻って、C型チャンネルの上下にガイドレールをつけ、C型の内部にボールスクリューを通すことになりました。

Z軸はあまりかわっていないのですが、5mm厚のアルミ板150x350mmに部品をのせて、上部にはLアングルを使ってステッピングモーターを固定することにしました。レールの30mm幅のネジ穴がアルミフレーム30シリーズと同じピッチなので、固定しやすいと思っていましたが、レールを留めるネジもそれほど本数はないので、そのままチャンネル素材に穴をあけて固定してしまうことに。ベアリングユニットやスライドユニットはどうせ30mmピッチではないので、変につじつま合わせで苦労するよりも、普通に固定したいところに穴をあけて配置したほうがシンプルにまとまるのではないかと。

こちらは↑、真上から見た図面。基本的にX軸と同じようにY軸2本(縦方向)もC型の内部にボールスクリューが通っています。X軸、Y軸端部にはステッピングモーターが取り付けられます(左端と下端の正方形がNEMA23)。スピンドルホルダーのでっぱりの分、ガイドレールは後方に(図面上では上に)ずらしてあります。
作業エリアはX軸750mm、Y軸950mm。できるだけマックスになるようにしました。もともとのボールスクリューが900、1100mmなので、150mmずつ減った感じです。150mmというのはX軸、Y軸上のスライダーのサイズです。その分減ったということです。目標の作業エリア600x900mmはカバーできたので、まずまずという感じです。
外形が1000x1230mmで、主に75x50x5mmのCチャンネルを使います。Y軸2本をつなぐX軸前後の2本は30x30x1000mmの角パイプか、75x50x5mmLアングルになります。
あとは今後届く部品を見ながら、ディテールを検討していこうと思います。

ShapeokoやX-CARVEを参考にしていましたが、結局アルミフレームもV-Wheelもつかわず、ぜんぜん違う設計内容になってしまいました。DIYらしい手軽さがまったくなくなってしまったという感じです。仕組みも従来のCNCマシンに近い感じになってしまいました。いろいろ欲張ってしまった結果です。

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